福岡商工会議所の検定試験

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リテールマーケティング(販売士)検定試験受験企業に聞く

~福岡空港商事株式会社~

「お客様の変化に気づき、しなやかに
舵が取れる人材を目指して」

 『リテールマーケティング(販売士)検定試験』は、現場で役立つ販売接客の技術だけでなく、在庫管理からマーケティング、労務・経営管理に至る幅広い知識が身につく流通・小売分野で唯一の公的資格です。
 今回は平成27年度より社内教育の一つとして販売士資格取得を推進している福岡空港商事株式会社の販売部業務課長 小坂栄之氏、同課員松下祐太氏、販売第二課 SORA Books 桑野薫男氏に、リテールマーケティング検定試験活用のメリットや社内教育の状況を伺いました。

福岡空港商事株式会社

【事業内容】 国内線・国際線旅客ターミナルビルでのレストラン、
       コンビニエンスストア、お土産品店の店舗経営等
【本  社】 福岡市博多区大字下臼井782番地1
【設  立】 昭和57年7月1日
【従業員数】 191名(平成27年4月1日現在)

(左)販売部業務課 松下祐太氏
(右)販売第二課 SORA Books 桑野薫男氏

――現在の社内教育の状況を教えてください。

(松下氏)小売メインの会社ですので、接客を中心とした社員研修は以前から実施していましたが、5年ほど前から「はなまるカード」制度を導入しました。これは、スタッフ同士がお互いの良いところを見つけて投書する制度で、優秀者への表彰はもちろん、スタッフのいいところを見つけた社員に対しても表彰を行っています。

(桑野氏)「はなまるカード」制度が導入されて、お客様だけではなく周りのスタッフにも見られているという緊張感があり、それが接客力向上にもつながっています。また、スタッフのいいところを見つけることは周りへの配慮にもつながるので、現場のコミュニケーションが円滑になりましたね。

(小坂氏)スキル面では、過去2回グループ会社共同で「接客ロールプレイングコンテスト」を実施しました。前回は商品販売力をテーマに各会社から選抜されたメンバーがその腕を競い合いました。

――社内教育も充実している中で販売士資格取得推進に取り組んだきっかけとは。

(小坂氏)確かに接客中心の研修は行っていましたが、接客だけではなく、広く販売に関する基礎力を身につけてほしいという思いがありました。そこで、小売業の基礎知識を網羅している『リテールマーケティング(販売士)検定試験』の導入を決めました。

(松下氏)現在、販売部の社員・メイト社員は3級、店長・課長クラスについては2級を取得するよう推奨しております。試験一か月前から勉強会を企画し、販売部として仕事と勉強の両立ができるよう取得支援にも力を入れています。現在では約4割の社員が資格保有者です。

(小坂氏)知識の習得はもとより、小売業としての企業文化を構築する一つのツールとして、販売士の資格をベースに組み込むべきだと感じています。お客様第一主義の販売力に磨きをかけるためにも、社員が同一レベルの知識を持ったうえで発言できる風土を醸成することは重要なことだと考えています。

――販売士資格取得による効果は。

(松下)私自身も数年前まで店頭で接客販売業務を行っていたのですが、その頃に比べると、商品紹介ポップの作成や、ディスプレイに力を入れるスタッフが増えたように感じます。店舗づくりに携わる姿勢の変化は、モチベーションが向上した結果だと思います。

(桑野)3級の知識では慶弔時の包装知識が現場で役立ちました。私は「SORA Books」で書籍販売に携わっているのですが、贈答用に図書カードを購入されるお客様がいらっしゃいます。あやふやだった包装の知識をしっかり勉強したことで、今では自信を持ってスムーズにお客様対応ができるようになりました。また2級になると、損益計算書について学んだおかげで、売上金額だけではない店舗全体のお金の流れを把握できるようになりました。このように、お客様対応や店舗づくりに自信を持って取り組めるようになったことが資格取得後の一番の変化です。

――最後に資格取得者にどのような活躍を期待されますか。

(小坂)福岡空港国内線リニューアルに合わせて各店舗の格上げをすべく、様々な取組みを行っています。できあがったマニュアル通りに作業していては今までと変わりません。そこでリテールマーケティング(販売士)検定試験を通して得た知識をアウトプットし、積極的に商品選定や店舗づくりに参画することでスタッフ一人ひとりにレベルアップしてほしいと思っています。また、店舗の完成を最終目標に据えるのではなく、時代の変化やお客様の変化に合わせて舵取りができる人材、つまりは常に変化し続けていける人材として活躍してほしいですね。