(定員に達したため、お申し込みを締め切りました)
福岡城は、黒田藩の拠点として17世紀に造られ、その歴史的な重要性から「福岡城跡」が国の史跡に指定されています(昭和32年)。現在、福岡市の「国史跡福岡城跡整備基本計画(平成26年)」に基づき潮見櫓の復元工事が、また「セントラルパーク基本計画(令和元年)」に基づき本丸・二ノ丸の園路舗装などが進められています。
しかし、福岡城や福岡市の歴史に対する市民の関心は決して高くありません。その大きな理由の一つとして、城の象徴と言うべき「天守」が現存していないことが考えられます。市の基本計画にも現時点では天守の復元は盛り込まれていません。今に生きる私たちが、地域の構成員としてのアイデンティティを育むためには、地域の来し方行く末に思いを馳せるためのシンボル、心の拠り所が必要ではないでしょうか。
そこで、本年3月に、各方面の有識者・専門家から成る「福岡城天守の復元的整備を考える懇談会」(ふくふく懇)を設置しました。ふくふく懇では、福岡城天守の存在に関する最新学術研究成果を確認するとともに、天守の復元的整備を行うとした場合の方法や課題についての検討などを行っています。
今回のフォーラムでは、懇談会でのこれまでの議論を踏まえ、福岡城の天守の存在及びその姿についての研究成果を披露するとともに、貴重な文化財である福岡城跡を今後どのように活用していくべきか、市民の皆様と共に議論します。
8月27日(火) 13:00-15:30
開会挨拶及び基調報告
基調講演
東京大学・同大学院で石井進氏・五味分彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ。
中世や近世を扱ったさまざまなドラマ、アニメ、漫画の時代考証にも携わる。
パネルディスカッション
400名
8月26日(月)まで
TEL:092-441-1111 MAIL:oshiro@fukunet.or.jp