令和8年8月10日
福岡商工会議所
会頭 谷川 浩道
本日、福岡地方最低賃金審議会から福岡労働局に対し、令和8年度の福岡地方最低賃金額について、「1時間当たり57円引上げ(引上げ率5.39%)が妥当である」という答申がなされた。
賃金・物価の上昇を反映した引上げであるが、現下の中小企業・小規模事業者の支払い能力からすると厳しい結果である。
高い賃上げの動きを最低賃金近傍で働く労働者へ波及させることの重要性は理解するが、中小企業・小規模事業者は賃上げ余力が乏しく、労働供給制約社会において原資の確保がままならない中で賃上げに取り組んでいる。また、足元では中東情勢に起因したコストの上昇に直面している。
このような中での昨年度に続く大幅引き上げにより、社会・生活インフラを支える中小企業・小規模事業者の事業継続が困難となり、地域経済に深刻な影響が出ることを懸念する。
政府におかれては、中小企業・小規模事業者が自発的に賃上げできる環境を整備するため、中小企業・小規模事業者の「稼ぐ力」の強化と一層の価格転嫁を推進されることを要請する。
以上