参議院議員通常選挙の結果を受けて

令和4年7月11日

参議院議員通常選挙の結果を受けて

福岡商工会議所
会頭 谷川 浩道

連立与党が改選議席数の過半数を大きく超える議席数を獲得することとなった今回の選挙結果は、この2年半にわたるコロナ禍への対応に対する一定の評価と、安定した政権基盤を望む国民の意思を反映したものと受け止めている。

政府与党におかれては、まずは足元の物価高対策について、国民の不安を解消すべく早期に取り組んでいただきたい。特に中小企業においては、長期化するコロナ禍から脱却を図ろうとする中、エネルギー・原材料価格が高騰し、かつその製品・サービス価格への転嫁が困難であるなど、大変厳しい経営環境にある。当面の資金繰りはもとより、デジタル化による生産性向上やビジネスモデルの変革等に果敢に挑戦する事業者への一層の支援をお願いしたい。

また、コロナ対策の出口戦略、エネルギーの安定供給、社会保障制度のあり方、財政健全化など山積している中長期的課題についても、安定的な政権基盤のもと、わが国の持続的成長に向け本腰を据えて取り組んでいただきたい。

(以上)