福岡城の天守閣設置について

令和6年1月23日

福岡城の天守閣設置に関するコメント

福岡商工会議所
会頭 谷川 浩道

 福岡市による今回の取組みを大いに歓迎する。

 他の城下町では、天守の存在が歴史のシンボルや市⺠の心の拠り所となっている。福博の町の中核であった「福岡城」は、設計図(指図)こそ現存していないが、近年では、天守閣が確かに存在したということが通説になっているようで、その復元を望む声が多いと承知している。

 これを機に、天守及び福博の歴史に対する市民の関心が高まるものと期待する。福岡城復元については、昨年公表された「『福岡・博多の歴史・文化を活かしたまちづくり』に関する15の提言」を踏まえ、これから新たに設置される有識者・専門家による協議会において検討されることとなっている。

 福岡商工会議所は同協議会の事務局を務めることとしており、今後、同協議会での検討が円滑になされるよう適切にサポートしてまいりたい。
 

以上

福岡城の天守閣設置に関するコメント

福岡商工会議所
副会頭 川原 正孝

(歴史・文化を活かしたまちづくり懇談会 座長)

 昨年9月に、有識者などに参加いただき取り纏めた「『福岡・博多の歴史・文化を活かしたまちづくり』に関する15の提言」において、「『福岡城』天守復元の早急な検討」について提言していた。今回、本格的な復元整備ではないものの、市民の声を受け止め、形にされたことを大変嬉しく思う。

 これを機に、都市の魅力向上が図られるだけでなく、市民の間で歴史・文化への関心が高まり、また天守復元に関する議論が広く喚起されることも期待したい。

 提言では、このほか、「ご当地ナンバー『博多』の導入」や「冷泉小学校跡地を『中世・博多』の発信拠点」、「歴史・文化に関するデータベースの整備・充実」なども提言していた。

 これらの取組みにより、市民の郷土に対する愛情や誇りが醸成され、貴重な資産を活かしたまちづくりが市⺠自らの手でなされていくことに繋がる。また、その結果として、地域外からも多くの人々が訪れる魅力的な街になるものと考える。

 福岡市におかれては、提言の実現に向けて、引き続き検討いただきたい。

以上