若手職員による仕事紹介⑥

若手職員による仕事紹介

経営相談部 商業・雇用支援グループ
 江口 萌 (2017年入所)
【経歴】

2017年~ 経営相談部 経営支援グループ
2020年~ 経営相談部 商業・雇用支援グループ

【福岡商工会議所を選んだ理由】

大学入学当時、気仙沼市の東日本大震災の復興ボランティアに参加し、崩壊した建物が撤去され一面灰色の世界を目の当たりにしました。そんななか、復興商店街である南町紫市場では、商店街が人と人との絆を深め、地域を明るくしているということを感じ、地域経済を活性化させる重要性を強く実感しました。このことをきっかけに、街を育てる仕事に携わりたい、地元企業の役に立つ仕事がしたいと考えるようになりました。進路を検討するなかで、商工会議所が企業の経営支援・商店街活性化支援から博多どんたく港まつり・簿記検定の実施まで幅広い事業に取り組み、地元福岡を支えているということが分かり、この会社に入りたいと志願しました。

【現在の業務について教えて下さい】

福岡市内約150の商店街の活性化支援を行っています。具体的には、飲食店を中心とした食べ飲み歩きイベントの企画・運営サポートやプレミアム付き地域商品券を発行する商店街への支援、Youtube・FacebookのSNSを活用した商店街の魅力発信等に取り組んでいます。商店街には高齢化による来街者減少や後継者不足の問題などの様々な課題もありますが、地域の方に生活に必要な利便性を提供するだけでなく、まつりや伝統・教育など、地域のコミュニケーションの場として商店街は大切な役割を担っていると実感しており、やりがいを感じながら仕事をしています。そんな商店街を盛り上げるためのサポーターとして、活性化実現に向けた事業計画の作成やイベント実施の際のノウハウ提供など、日々商店街の方と一緒に話し合いながら企画提案を行っています。

【仕事に関して一番うれしかったエピソード】

私の担当している業務は、商品券事業の補助金申請書作成支援や商店街での経営力強化を目的としたセミナーの開催など幅広い分野からアプローチを行っており、その業務は多岐に渡ります。そのため組織力やその場の状況をじっくりと見据え、臨機応変な対応が求められると実感しています。またどうすればより効果的なイベント・セミナー等の事業が実施できるか、上司や先輩方に相談しながらですが、若手のうちから自分の意見をもって企画を行うことも多いです。時には、関係者や組織間の調整など難しいと感じることもありますが、実施後におかげで助かった・良かったとの声を聴けたときは毎回嬉しく感じます。また過去に一番嬉しかったことは、初めて補助金申請支援を担当した際に、苦労しながらお客様と作成した書類が採択され、おかげで機材が購入でき助かったと伺ったときです。商工会議所の仕事の醍醐味は、支援に携わったお客様と一緒に喜べることだと思っています。

【就職活動中の皆さんへのメッセージ】

就活生の皆さんは、オンライン説明会に面接と忙しい日々を過ごされているのではないかと思います。世の中には企業の数だけ多種多様な働き方があり、就職活動ではたくさんの企業、人との出会いがあります。就職活動を振り返ると、面接を受けるなかでどの分野に向いているのかわからなくなり、とても悩んだことを覚えています。最終的に決め手となったのは、商工会議所という組織の安定感と職員間の雰囲気の良さ、そして何よりも営利のみを追い求めるのではなく、地域の方や地元企業の役に立つため、全力で働きたいという自分の強い思いに合致しているということでした。皆さんも進路を決める際に迷った時は、自分の軸をぜひ大事にしてください。そのなかで、福岡商工会議所に少しでも興味を持っていただけたらとてもうれしいです。