「衆議院議員選挙結果について」会頭コメントを発表

福岡商工会議所
 会頭 礒山誠二

○今回の衆議院議員選挙における与党の勝利は、これまでの政策に対する一定の評価に加えて、野党の政策や党運営が、国民に十分訴求出来なかったことであると理解している。

○新政権では、経済の成長戦略をはじめ、社会保障制度改革や安全保障政策、エネルギー政策など待ったなしの重要課題に対し、スピード感を持って必要な政策を着実に実行されたい。

○また、国民が注目している加計・森友問題に対し、十分な説明責任を果たし、緊張感をもって、政権運営にあたってほしい。

○国民や企業の中に漂う将来に対する不安の払拭に向けて構造改革を断行し、その成果により国民の負託に応えることを望む。そのためにも、2019年10月の消費税率の引き上げを確実に実行するとともに、今後実効性のある財政再建や社会保障への道筋を明らかにすべきである。

○地方では、人口減少や地方経済の疲弊など中小企業を取り巻く環境は厳しさを増している。政府・与党には速やかに体制を整え、こうした地方の厳しい実態を直視し、地方創生の加速、また成長戦略の着実な推進により、国全体、特に地方に景気回復の実感が広がるよう迅速果敢な政策実行を強く求める。 商工会議所としても地域の商工業者のために尽力する。

(以上)