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糖尿病予防の食養生

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先のばしせずに始めよう:糖尿病予防の食養生 2012年4月号より

吉住秀之
国立病院機構 九州医療センター 医療情報管理センター総務部長・代謝内分泌内科医長

日本内科学会専門医、日本糖尿病学会専門医、日本糖尿病学会指導医、日本糖尿病学会学術評議員、1961年生まれ。九州大学医学部卒業。医学博士。
糖尿病診療の他九州医療センターで医療情報管理センターの業務にも携わる。
健康診断で身長168cm、体重78kg、腹囲85cm、血圧138/88mmHg、空腹時血糖値108mg/dl、HbA1c6.2%(NGSP値)※、総コレステロール240mg/dl、中性脂肪208mg/dl、HDL-コレステロール28mg/dlという結果でした。今後の食事についてどういう点に注意すればよいでしょうか(福岡商太郎)。

新年度を迎え職場でも健康診断が実施されることの多い時期となりました。今回相談いただいたような結果と似たような結果だった方もいらっしゃるのではないでしょうか。福岡さんの結果では、体格指数(BMI)が27.6と25以上あり、肥満ありの判定です。腹囲が85cm以上あり、血圧が130/80mmHg以上、中性脂肪値150以上、HDLコレステロール値40未満であり、メタボリックシンドロームと診断されます。空腹時血糖は110未満でHbA1cは6.5%未満なのでこの結果からは糖尿病とは診断されませんが、疑わしい状態です。

1.健康診断結果の注意点
 健診の結果ではたとえ血糖値が正常範囲の値であっても空腹時血糖が100以上になっている場合は要注意です。精密検査(糖負荷試験)をすると糖尿病型と判定されるかもしれません。また前年度の血糖値から上昇してきていないかにも注意してください。前回の血糖値が90台だったなら糖尿病発症に向かっています。
2.糖尿病を防ぐ食養生について
 福岡さんの場合は肥満があるので、まずは減量で体重を落とすことが必要です。摂取カロリーと消費カロリーの差が結果として脂肪となり、体重が増えるので、摂取カロリーを制限しなくてはなりません。福岡さんの体格でもっぱら坐業ならば、標準体重62kg×25kcalでおよそ一日1500-1600kcalのカロリーが適当です。昼の食事のカロリーは500kcalが目安になります。コンビニ弁当でカロリー表示をチェックすることと、油の多い揚げ物などはさけてください。500kcal相当の弁当では小さめのエビ天程度くらいでしょう。鮭弁当と豚カツ弁当では総カロリーが一緒でも油は豚カツ弁当の方が1.5倍程度になります。ごはんは一食150gが目安となります。一度ご自宅で計量して目で確認するとどれくらい残せばよいかわかります。ラーメンにおにぎりなどという組み合わせは炭水化物と油ばかりの食事になり好ましくありません。昼はメロンパンと牛乳1本で軽くすませるから大丈夫などと思っていませんか。メロンパンは1個で400kcalほどあり、砂糖をまぶしてあるのでより血糖を上げやすいので、控えるべきです。その他果汁入りの野菜ジュースなど一見ヘルシーに見えても糖質が多い飲料は血糖値を急に上げるので要注意です。血糖値を上げにくくするために最初に野菜や海草を食べるのも効果的です。また一日の食事カロリーの適切な配分を心がけてください。朝抜き、昼かけそば、夜遅く鰻重では油と糖質に偏りすぎていますし、夜のまとめ食いは血糖値を急上昇させ肥満しやすくなります。
 血糖値がやや高めの方の場合、現体重の3%減らすだけでも代謝状態は改善します。福岡さんの場合ですと2.3kg減らすようにしてみてください。

※平成24年4月1日以降からHbA1cの標記が国際標準化(NGSP値)されたため、従来の標記(JDS値)より0.4%高くなります。


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