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最近のインプラント 2011年12月号より

吉川 博政
国立病院機構九州医療センター 歯科口腔外科 医長、九州大学歯学部 臨床教授

日本泌尿器科学会 専門医、指導医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、 医学博士
1986年鳥取大学医学部卒業 九州大学泌尿器科および関連病院にて勤務
2000年4月より九州医療センター 泌尿器科勤務
専門は尿路性器がん、特に前立腺がんの診断治療
日本口腔外科学会専門医、指導医、日本顎顔面インプラント学会指導医
1986年九州大学大学院歯学研究院修了
1996年ドイツケルン大学留学
九州大学歯学部附属病院講師(口腔外科)を経て2002年5月から現職
インプラント治療について
 インプラントとは医学用語で「植立する」の意味です。歯科領域では人工歯根療法とも言われ、歯の抜けた部位のあごの骨に人工の歯根を埋めて支柱とし、その上に人工の歯を固定する治療法です。
治療の適応
 基本的には歯が欠損した部位の骨量(骨幅、高さ)・骨質、基礎疾患の有無によります。下あごでは骨の中を大きな神経が通っています。上あごでは副鼻腔があり、そこまでの距離(骨の高さ)が問題となります。また、骨内に埋入するには一定の骨幅も必要です。ご病気があり医科に通院中の方は、主治医との連携が必要です。管理できていない糖尿病や骨粗鬆症(ビスフォスフォネート製剤)の薬を服用している場合は治療の適応から外れます。
骨増生について
 以前なら骨が不足しインプラントが入れられなかった部位でも、最近では骨増生法が進歩し治療の適応範囲が広がりました。骨増生には様々な方法があり、増生材料としては自分の骨(自家骨)、人工骨、骨補填材などが用いられます。
代表的な方法としては、
(1)骨移植:骨の幅、高さが不足している部位に移植骨(自家骨)を用いて骨の厚みを補う手術です。
移植骨はブロックまたは粉砕して使用します。骨の採取部位としては、口腔内からは上あご、下あごの骨を一部採取します。骨が多く必要な場合は腸骨(腰骨)、頸骨などから採取します。この場合は入院、全身麻酔での処置となります。移植骨は動かないようネジで固定したり、詰めた粉砕骨・骨補填材を特殊膜で覆うこともあります。骨の移植をして3~6か月後位にインプラントを埋入します。
(2)上顎洞挙上術(サイナスリフト):上あごには副鼻腔(上顎洞)という大きな空洞があり鼻腔へつながっています。上の奥歯を失ってしまうと、失った歯の周囲の骨が吸収され、相対的に副鼻腔までの距離が短くなります。そこで、副鼻腔の底に自家骨や骨補填材を移植し副鼻腔の底部を押し上げインプラントを埋入できるだけの骨の厚みを確保する手術で、上顎洞挙上術(サイナスリフト)といいます。この場合も3~4か月待ってインプラントを埋入しますが、同時に行う場合もあります。
移植した骨、骨補填材が生着せず感染にて除去しなければならないこともあり、いずれの処置もCTなど十分な検査の上、専門的な知識、技術が必要となります。
管理が大切
 インプラント治療はあごの骨に人工物を入れるわけですからご自身の管理が非常に大切です。歯周病で歯ぐきから膿が出ているような場合や正しい歯磨きができず口の中に歯垢が付着し清掃状態が不十分な状態では骨の増生を含めたインプラント治療は困難です。歯ぐきの治療を受けられ、歯ぐきも引き締まり、自分自身で正しい歯磨きが出来るようになることが必要です。また、インプラント治療前の診査が非常に大切です。主治医の先生と十分にご相談ください。

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