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気になる頭痛

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気になる頭痛 2011年9月号より

岡田  靖
国立病院機構九州医療センター 臨床研究センター長

日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本脳卒中学会認定専門医・代議員
日本脳ドック学会代議員・監事
日本脳卒中協会福岡県支部長
九州大学医学部卒業、国立循環器病センター
米国スクリプス研究所留学を経て平成22年より現職
【症例】
くも膜下出血の頭痛でしょうか?
44歳、男性。コンピュータ関連業務。肥満、高血圧あり、毎日喫煙20本。前日の宴会で少し飲み過ぎたのですが、朝から頭が非常にがんがんして気になります。
ハンマーで頭を殴られたような経験のない突然の痛みが特徴
 この場合は痛みの程度によりますが、二日酔いも否定できません。二日酔いはご承知のように飲み過ぎでアルコールやその分解産物アセトアルデヒドが血中に残り、脱水の影響も加わって血管が拡張し、頭痛や吐き気が持続します。水分を補給し、安静にして、首筋を冷やすなどで対処します。お茶、コーヒーやウコンが効く方もあると思います。市販の吐き気止めや頭痛薬も飲めると有効です。何も口からとれない場合は輸液が必要です。
 一方、くも膜下出血の原因でもっとも多いのは脳の血管に動脈瘤と呼ばれる「こぶ」ができていて、それが破れて脳の表面に出血が広がった場合です。今までに経験したことのない激しい頭痛が何時何分とわかるほど突然に襲ってきます。救急搬送された場合、ただちに専門施設で頭部のCT検査やMRI検査などを行い、脳の表面やすき間に出血があり、動脈瘤がみつかると、くも膜下出血と診断され、状態が許せば緊急手術が行われます。その1/3が生存して復帰、1/3が重症後遺症を残し、1/3は死亡する極めて重篤な脳卒中です。ただし激しい頭痛だけで他の症状が少なく、初期に見過ごされている場合もあるので要注意です。壮年期、老年期の方に多く、もしこれまでに経験がない激しい頭痛が突然に生じた場合は、一度脳神経外科などの専門クリニックで調べてみても良いと思います。動脈瘤破裂の危険因子は高血圧と喫煙であり、まず高血圧の治療、禁煙が強く奨められます。
 一日中、コンピュータと向き合って仕事をしている方が夕方になると肩こりとともに頭痛が強くなり、「ヘルメットをかぶったような重い感じ」を自覚するような場合は、緊張型頭痛が考えられます。緊張型頭痛の場合は適度な休息や十分な睡眠をとり、コンピュータ業務から一定時間で目を離し、立ち上がり、筋肉の緊張をほぐし、姿勢を正し、リラクゼーションとなるよう体操なども組み入れると良いでしょう。またクリニックを受診して筋の緊張を緩めるような薬を服用してみるのも方法の一つです。
 女性の方に多いのですが、若いころから数ヶ月に1回程度、頭ががんがん拍動して吐き気を伴い、出社もできない頭痛発作などを繰り返し経験しているような場合は片頭痛が考えられます。この場合、頭の片側とは限らず両側の場合もあります。また頭痛の前兆として20分程度、両方の眼の視野の中にキラキラ動いて大きくなりやがて周辺に消えていく異常な暗点(プリズムに光が反射したような見え方)を経験する場合があります。片頭痛の場合は適切な生活の管理と治療薬でコントロールできる場合があり、一度、神経内科など専門クリニックを受診すると良いでしょう。

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