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過労と生活習慣病について

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HOME >  会員サービス >  健康Q&A >  過労と生活習慣病について

過労と生活習慣病について 2011年6月号より

土橋 卓也
国立病院機構 九州医療センター 高血圧内科医長
臨床教育部長・九州大学医学部臨床教授

日本内科学会認定医、日本高血圧学会専門医、日本循環器学会認定専門医、日本腎臓学会認定専門医、日本医師会認定産業医、日本高血圧学会監事、日本老年医学会評議員、日本痛風・核酸代謝学会評議員、1955年生まれ。九州大学医学部卒業。03年4月より現職。
高血圧に対する生活習慣の修正、薬物治療が専門分野。
50代男性。いわゆるメタボリック症候群があり、高血圧に対して治療を受けています。最近仕事が忙しくて休日もままならず、血圧も上昇気味です。対処法について教えてください。
子宮がんと子宮頸がんは違うのか
 厳密には違います。子宮がんとは、子宮の入り口(頸部)にできる子宮頸がんと子宮の奥(体部)にできる子宮体がんと両方を含めた言い方ですが、一般的には「子宮頸がん=子宮がん」として表現されていることが多々あります。例えば普通に言う子宮がん検診は子宮頸がん検診のことがほとんどです。
現代の生活習慣病について
 食生活やライフスタイルの変化により肥満に加えて高血圧、耐糖能異常、脂質異常症などを合併するメタボリック症候群が増えています。その中でも高血圧は日本に約4,000万人いると推定されているもっとも多い生活習慣病です。昔は痩せ型高血圧が多かったのですが、最近はメタボ型高血圧が増加しており、このような人では脳卒中や心筋梗塞など高血圧による合併症を予防するために血圧以外の危険因子も含めた管理が必要となります。
過労と生活習慣病との関係
シフトワークや時間外勤務の増加などによる生活リズムの乱れ、睡眠時間の減少は生活習慣病の発症や進展に深く関わることが報告されています。私たちがある職域で行った調査では、夜勤従事者には高血圧が多く、運動習慣が少ないこと、就寝前2時間以内に夕食や夜食を摂ることが多いこと、飲酒習慣が多いことなどの生活習慣と関連していることが明らかとなりました。また日本人の高血圧者を対象とした最近の研究では、睡眠時間が短いと脳卒中のリスクが高くなることが報告されています。すなわち、過労や睡眠時間の減少は、食生活の乱れや運動不足などともあいまって肥満や高血圧、糖尿病など生活習慣病の悪化や、脳卒中・心筋梗塞の発症など働き盛りの中高年世代の健康を損なう要因となりかねません。
脳卒中や心筋梗塞などにならないために
 高血圧や糖尿病などで治療を受けている人は、過労や生活の乱れによる悪化を起こさないように注意が必要です。高血圧については、病院での血圧は低くても家庭や職場など診察室以外での血圧が高い「仮面高血圧」という病態が脳卒中などのリスクとなることが知られています。特に仕事のストレスが大きい方は、「職場高血圧」を認める場合がありますので、家庭血圧計を職場にも用意して時々測定し、主治医に報告することが大切です。過労が続いたら意識的に休養を取るように心がけましょう。身体的な休息を取る「休」も重要ですが、釣り、ゴルフ、テニスなど趣味を楽しむ「養」でリフレッシュすることも大切です。ただし、「お酒でストレス発散!」は逆効果になる場合がありますので、ほどほどに。生活習慣病は正しく理解し適切な治療を受ければ恐くありません。主治医と二人三脚で上手に付き合っていきましょう。

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