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癌の早期発見について

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HOME >  会員サービス >  健康Q&A >  癌の早期発見について

癌の早期発見について 2010年9月号より

有山 寛
国立病院機構 九州医療センター 腫瘍内科 科長

1999年九州大学医学部卒業 2009年10月より現職 がん薬物療法専門医  専門 主に消化器癌・乳癌の薬物療法

 ”がん”は進行した状態では治癒を目指した治療は困難でありますが、転移のない状況で見つかれば手術により完全に直してしまうことも可能です。しかしながら早期発見が難しいことが1番の問題となっています。後ほど述べますが、癌による症状は様々で、特徴的な症状はあまりなく、また症状が出る頃には比較的進行した状態であることが多いのです。

 そのためいくつかの癌においては早期発見のため検診が勧められています。検診の有効性および癌の症状につきこれから癌腫毎に述べて参ります。

肺がんの場合
 肺がんは日本における癌死亡原因の第1位(男性1位、女性2位)です。肺がんの危険因子はたばこであり、禁煙により肺がんの危険性を少なくすることが可能です。主な症状は咳や痰(特に血の混じった痰)です。喀痰細胞診・胸部レントゲンによる検診で癌の死亡を減らすことが可能となり40歳以上の方では年に1回の検診が勧められています。
胃癌の場合
 肺がんに次ぎ癌死亡原因の第2位(男性2位、女性3位)です。胃癌に特徴的な症状はありません。胃のもたれ感や胃痛などがありますが、胃潰瘍などとの区別は困難です。胃癌の原因には高塩食品やピロリ菌の感染が知られており、これらには注意が必要です。胃癌検診は40歳以上で毎年の検診の受診が勧められています。胃癌の検診(胃透視)が行われているのは日本だけで、本当に胃癌の死亡を減らすことが出来るのか最終的な結論は出ていませんが、これまでのデータからは検診によって胃癌による死亡を減らすことが出来ると考えられています。
大腸癌の場合
 大腸癌は癌死亡原因の第3位(男性3位、女性1位)です。食事の欧米化に伴い日本でも増えている癌です。大腸癌の症状は、血便、便秘、便秘と下痢の繰り返しなどがあります。元々痔のある方は痔からの出血であろうと考えがちですが、大腸癌が隠れていることも考えなければなりません。大腸癌の検診では便潜血検査が有用です。便潜血陽性の場合に初めて大腸カメラや透視の検査が行われます。
乳癌の場合
  乳癌は女性の死亡原因の第5位ですが、女性が最もなりやすいがんです。症状は乳房のしこり、乳頭からの異常分泌、ひきつれなどがあります。自己触診およびマンモグラフィー検診が早期発見に重要で、ピンクリボン運動など様々な啓蒙活動が行われております。自己触診はもっとも簡便であり、正しい触診の仕方を覚えて頂きたいと思います。
 予防のため禁煙・節酒など、生活習慣の是正は大変大事です。しかしながら、それでも”がん”を完全に予防することは出来ません。難しい病気ですが、早期発見できれば助かる病気でもあります。国立がん研究センターなどから検診についての詳しい説明もなされています。是非一度ご覧頂き、検診を受けるきっかけになれば幸いです。

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