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花粉症とアレルギー

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花粉症とアレルギー 2010年4月号より

山本 智矢
国立病院機構  九州医療センター 膠原病内科 科長

日本内科学会総合内科専門医、日本リウマチ学会専門医、日本リウマチ財団登録医、日本血液学会専門医、日本医師会認定産業医、九州大学医学部臨床教授
1979年 九州大学医学部卒業,br> 1985年 九州大学大学院医学研究科修了
九州大学医学部附属病院、米国ハーバード大学ベスイスラエル病院内科研究員等を経て1999年より現職
35歳女性 年中鼻はつまり気味ですが、毎年1月から3月までは鼻でまったく息ができない状態で、窒息するのでは無いかと思いますし頭痛もあります。幼少時から気管支喘息がありましたが成人になってからは殆ど発作はありません。内服やスプレーを使ってもなかなか鼻つまりが取れず、何か抜本的な治療方法は無いでしょうか。
花粉症について
 花粉症は季節性の鼻アレルギーのうち、花粉が原因となっているもので、一番多い原因はスギ花粉です。これ以外にもイネ科は春から秋にかけて、キク科は秋に花粉を飛ばしますので、少数ですが一年中花粉症の方もおられます。
 多くは季節性ですので、マスク着用や内服薬、スプレー薬で様子を見ますが、アレルギー素因のある方の粘膜の腫れは薬が効きにくいようです。また、前頭洞(眉毛の部位)、篩骨洞(左右の目の間)、蝶形洞(篩骨洞の奥)のなどの副鼻腔の入り口の粘膜が腫れて気圧調節ができず痛みを感じることがあります。飛行機の下降時に耳が痛くなるのと同様に、激烈な頭痛を経験となることもあります。
診断と保存的治療
 気管支喘息などの既応、投薬などを子細にお聞きします。副鼻腔と鼻腔の病変や構造を調べるためにCTを取ることもあります。やはり鼻アレルギーが原因であれば、抗アレルギー剤やスプレーを処方し保存的に治療します。可能であれば近くの耳鼻咽喉科に通って治療を受けるのも良いでしょう。それでも軽快しない場合は手術治療がいいでしょう。
レーザー治療について
 手術には鼻腔の甲介という粘膜の棚の粘膜の量と分泌液の量を減らすレーザー治療があります。通常は術前検査の後に日帰り治療としますが、気管支喘息のある方は呼吸器科や麻酔科と相談して全身麻酔を行い2、3日の入院としています。2年から5年ほど効果が持続しますが、鼻の通りが良くなることで副鼻腔炎が軽快してそれ以上効果が続く方もおられます。
内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)について
 気管支喘息のある方では副鼻腔の入り口(自然孔)に鼻茸という炎症ポリープができて鼻の通りを塞ぐことがあります。この場合は、全身麻酔の下で鼻茸を切除し、各副鼻腔の入り口(自然孔)を拡大して、鼻腔と副鼻腔の通気や分泌液の排出を良くする内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)を行うことがあります。手術の範囲は病変によって変わりますが、多くの方は手術後の改善に喜ばれることが多いです。
 ただし、気管支喘息を伴う方の鼻茸は再発しやすく、過去は何度も手術を受けても治らない方がおられました。幸い、最近は気管支喘息のために開発された内服薬とスプレーを使うことで、手術後も長く効果を持続させることができるようになりました。
 従って、過去難治であった鼻茸を伴う鼻アレルギーのある方も、一度専門医と相談されるのがいいでしょう。また他に心臓や肺などに病気がある方は、大きい総合病院で相談されることをお勧めします。

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