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口腔がん

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口腔がん 2010年3月号より

吉川 博政
国立病院機構  九州医療センター 歯科口腔外科 医長
九州大学歯学部  臨床教授

日本口腔外科学会専門医、指導医、歯科医師臨床研修指導医1986年 九州大学大学院歯学研究院修了  九州大学歯学部附属病院講師(口腔外科)を経て2002年5月から現職口腔腫瘍、インプラント、外傷の治療が専門分野。
私の知人で口内炎が治らず、診察を受けたところ口の中にがんができていると言われ治療を受けています。口の中にもがんができるのでしょうか。発見法や予防を教えてください
口腔がんとは
 口には、咀嚼(ものを咬む)、嚥下(飲み込み)、発音など重要な機能があるため、口の健康は生きていくうえでとても大切です。口の病気といえば、口内炎、歯周病、むし歯などが一般的ですが、口にもがん(口腔がん)が発生します。最も多いのは「舌がん」で、次に多いのが歯ぐきにできる「歯肉がん」です。その他に、舌と歯ぐきの間にできる「口腔底がん」や頬の粘膜にできる「頬粘膜がん」などがあります。
口腔がんの症状
 口の中に、「しこり」や「腫れ」、「潰瘍(粘膜表面がえぐれて欠損が生じた状態)」など肥大した部位があったり、粘膜が白くなり物がしみる、口内炎が2、3週間たっても治らない、口の中から出血がある、入れ歯が痛みや腫れで合わなくなったり、違和感があるなどの症状は注意が必要です。口の中は胃や肺などと違って直接目で見て触れることができるので、胃がんや肺がんに比べれば口腔がんは早期に発見しやすいはずです。しかし、進行して受診される方も多く、このような患者さんから、「口の中にがんができることを知らなかった」、「近くにそのような病気にかかった人がいなかった」といわれるのは珍しいことではありません。
口腔がんの治療
 口腔がんは早期発見・早期治療によりほとんど障害を残さないで治療ができる病気ですが、進行したがんでは大がかりな治療が必要になり、食事や会話などの日常生活に大きな支障が生じます。治療法は主に病期に基づいて決定されます。手術療法と放射線・化学療法が治療の中心です。各病期に対する代表的な治療法は以下のごとくです。
Ⅰ期:手術療法または放射線療法が単独で行われます。
Ⅱ期:手術療法、放射線療法のどちらか、または両方が行われます。場合により化学療法が追加されます。
Ⅲ期:放射線・化学療法に手術療法が行われます。
Ⅳ期:Ⅲ期と同じですが、手術で切除できない場合は、積極的な治療の代わりに緩和ケアを行うこともあります。
口腔がんを早く発見するには
 たばことお酒は口腔がん発生の最大のリスクです。たばこを吸う人はたばこを吸わない人の約7倍、飲酒の習慣がある人はない人に比べ約6倍口腔がんが発生するという調査があります。また、たばことお酒には相乗効果があり、両方の習慣がある人は片方だけの習慣がある人の数倍発がんの危険性があるともいわれています。
 むし歯で欠けた歯をそのままにしたり、入れ歯や差し歯が合わずに舌や頬、歯ぐきの粘膜を傷つけたりこすれるなどの刺激があると、口腔がんの危険性を上げることも指摘されています。また、口腔がんが発生した方の多くは、口の中の清掃が不十分で歯石や磨き残しが多く、歯周病になっています。
 たばこ、お酒を控え、歯磨きやうがいなどを行い、口の中を清潔にする。さらに、壊れた入れ歯、合わない入れ歯、治療していないむし歯などの尖ったかど、破れたかぶせものなどをそのままにしておかず、きちんと治療することが大事です。かかりつけ歯科医を持ち定期的な診察を受けましょう。

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