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高血圧と生活習慣

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HOME >  会員サービス >  健康Q&A >  高血圧と生活習慣

~減塩に取り組みましょう~

高血圧と生活習慣 2008年4月号より

土橋 卓也
国立病院機構 九州医療センター 高血圧内科医長 九州大学医学部臨床教授

日本内科学会認定医、日本循環器学会認定専門医、日本腎臓学会認定専門医、日本医師会認定産業医、日本高血圧学会幹事、日本老年医学会評議員
1955年生まれ。九州大学医学部卒業。03年4月より現職。
高血圧に対する生活習慣の修正、薬物治療が専門分野。
検診で血圧が高めだから減塩を心がけるように言われました。具体的にはどうしたらいいですか?
高血圧と食塩の関係は?
 病院や検診で測定した収縮期(最大)血圧が140mmHg以上、または拡張期(最小)血圧が90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。最近は、家庭血圧計を持っている方も多いのですが、家庭で測定した血圧が135/85mmHg以上の場合も高血圧と診断されます。
 高血圧の方の多くは原因が特定できない「本態性高血圧」と考えられています。本態性高血圧は、親、兄弟、姉妹など血縁者に高血圧の方がいる場合、すなわち高血圧の遺伝的素因がある人に食塩の取りすぎや肥満、運動不足、ストレスなどの環境要因が加わって発症すると考えられています。その中でも食塩の過剰摂取が高血圧にもっとも関係することは、無塩社会で生活する人に高血圧がいないことからも明らかです。
高血圧と生活習慣―薬をのまずに血圧を下げるには?
 高血圧に対する生活習慣の修正として、減塩、肥満の是正、脂質摂取制限、野菜・果物の積極的摂取、習慣的運動(毎日30分)、飲酒制限(ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合程度まで)、禁煙があげられます。特に食塩摂取が多い日本人では減塩がもっとも重要です。
 高血圧治療ガイドラインでは食塩摂取量を1日6g未満に減らすよう提唱していますが、1日約10-11gの食塩を摂取している私たちにとって、食塩を約半分に減らすのは容易ではありません。われわれの調査でも高血圧患者さんの中で1日6g未満を達成出来ているのは10%もいません。日本食は低カロリー、低脂質で健康に良いのですが、塩分が多くなりがちなのが欠点です。
減塩の実際—あなたに出来ることは?
 例えば焼き魚定食には約6gの食塩が含まれており、1日分の食塩を1食で取ってしまうことになります。しかし、しょうゆをかけない、味噌汁のスープを残す、漬物を食べないことで約3gに減らすことができます。博多の文化でもあるラーメンにも9g程度の食塩が含まれています。美味しいスープですが、全部飲まないように心がけましょう。また外食が多い人や弁当や加工食品を買う機会が多い人は、表示されている食塩量をチェックする配慮が必要です。ただ食品の塩分はナトリウム量で表示されている場合が多く、この場合約2.5をかけた値が食塩量になるので注意が必要です。例えばカップ麺に『ナトリウム2.1g』と表示されていたら、食塩量は2.1×2.5=約5.3gとなります。一方、野菜や果物などに多く含まれるカリウムには食塩を体外に排泄させる作用があり、血圧を低下させる方向に作用しますので、積極的に摂るように心がけましょう。
 減塩には地道な取り組みが必要です。日頃何気なく食べている食品に含まれる食塩の量を意識し、少しずつ減らす努力をしましょう。

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