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子宮がん・卵巣がん

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~働き盛りの健康管理~

子宮がん・卵巣がん 2008年1月号より

中蓮尾 泰之
国立病院機構 九州医療センター 産婦人科 医長  久留米大学 産婦人科 講師

日本産婦人科学会指導医。日本婦人科腫瘍学会専門医。日本臨床細胞学会専門医。臨床遺伝専門医。
久留米大学医学部卒業。久留米大学産婦人科入局。その後、沖縄赤十字病院、東京都がん検診センター、カロリンスカ王立研究所フディンゲ病院病理部、熊本市立熊本市民病院などを経て、2000年4月より現職
女性のがんが増えていると聞いたのですが?
女性のがんが増えていると聞いたのですが?
 女性のがんだけが増えている訳ではありませんが、女性特有のがんが増加傾向にあるのは事実です。
女性特有のがんとは、どんなものですか?
 れは女性性器がんと呼ばれるものです。具体的には子宮がん、卵巣がん、乳がんなどのことです。このうち卵巣がん、乳がんの発生頻度が増えて来ています。
 また、子宮がんは減ってきているとは言われていますが、子宮がんも子宮頸がんと子宮体がんの2種類があり、このうち減少傾向にあるとされているのは頸がんのほうです。ただ、これは検診の普及により前癌病変で見つかり治療されるためで、少し進んだ進行癌の頻度は、それ程変化していません。これに対して体がんの方は、乳がんと同じく明らかに増加してきています。
子宮がん、卵巣がんについて教えてください。
 はい。まず子宮がんについてですが、先に述べましたように子宮がんには頸がんと体がんの2種類があります。頸がんは子宮の入り口に発生し、体がんは子宮の奥の方から発生します。発症年齢は、頸がんでは30~40歳代から増えてきますが、体がんは主に更年期以降に発症すると言われています。しかし、両者とも若年化の傾向が報告されて、当院でも20代の進行がんの方が毎年のように受診され治療を受けられています。症状はいずれも不整性器出血ですが、初期は無症状のことが多く、症状が現れるのはある程度進行してからです。
 発症のリスクとして、頸がんではヒトパピローマウイルス感染が関与しているとされています。このため米英では、ワクチンによる頸がんの予防プロジェクトが進んでいます。体がんのリスクとしては肥満、原発性不妊症、糖尿病などがあげられます。
 次に卵巣がんについてです。卵巣がんの発症のピークは50歳代ですが、数は少ないものの10代から発症するタイプもあり、もっとも幅広い年齢層に発症する悪性腫瘍の一つです。多くの場合無症状で、腹水などが貯まってきて初めて病院を受診されることが少なくありません。リスクとしては、出産数が少ないこと、排卵回数が多いことなどがあげられています。
 頸がん、体がん、卵巣がんはいずれも初期では治療法が確立しており、予後も良好です。しかし、ある程度進行するとなかなか難治性の疾患です。例えば、頸がんの0期では30分程度の手術で子宮も温存でき、翌日から仕事にも復帰出来ます。これがⅠb期になると手術時間が一気に5~6時間となり、術後のリンパ浮腫などもある程度覚悟しなければなりません。やはり早期発見、早期治療です。
いずれも症状が出にくいとのことですが、早く発見するにはどうしたらよいでしょうか?
 それには定期的な検診です。頸がんの発見では細胞診が非常に有効です。一般的に子宮がん検診と呼ばれているのは、この細胞診のことです。これは子宮の入り口をこすり、そこからこぼれてきた細胞を顕微鏡で観察して病変を推定する方法です。この方法では、一番頸がんが出来やすいとされている子宮の入り口から細胞を採取することが重要です。そのため現在一部でおこなわれている自己採取法では精度的がかなり落ちます。
 体がんでは、細胞診と超音波検査、卵巣がんでは超音波検査が有効です。超音波検査には経膣法と経腹法がりますが、腸の状態や腹壁の厚さに影響を受けない経膣法がより有効です。一年に一度、誕生月などに婦人科を受診されて、細胞診と経膣超音波による検診をされてはいかかでしょうか!それで頸がん、体がん、卵巣がんの早期発見が可能になります。

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