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肺がん

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~働き盛りの健康管理~

肺がん 2007年8月号より

竹尾貞徳
国立病院機構 九州医療センター 呼吸器センター長 呼吸器外科医長

日本外科学会認定医、指導医、日本呼吸器外科学会専門医、指導医、評議員日本臨床外科学会評議員、日本肺癌学会評議員、日本胸部外科学会認定医、日本呼吸器内視鏡学会専門医、世界肺癌学会会員、九州大学医学部非常勤講師1955年生まれ、九州大学医学部卒業、1994年より現職
日本肺癌学会総会優秀演題賞受賞、日本内視鏡外科学会カールストルツ賞受賞肺癌手術1000例以上、肺癌、縦隔腫瘍が専門
最近肺がんが増えてきていると聞きました。私は、たばこを吸っていないので大丈夫だと思いますが、それでも検査をした方がいいでしょうか。
肺がんは、実際増えていますか。
 一生のうちに、国民の2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで死亡する現在、1998年以来、肺がんはがんによる死亡原因の第一位となっています。肺がんの発症平均年齢は約68歳ですが、他の癌と比較しても、死亡者数、罹患者数共に急峻な上昇傾向にあります。最近では、50代、60代前半の働き盛りの方の増加も目立っています。
 ではどうしたらいいでしょう。大切なことは、予防(禁煙)、早期発見(検診)、早期治療です。
予防(禁煙)
 タバコの煙には大変多くの化学物質が含まれています。そのうち、ホルムアルデヒドやベンツピレンのほか、約60種類の物質は発癌物質であることが分かっています。喫煙者の方は、【1日のたばこの本数(本)× 喫煙年数】を計算してください。1日20本の20年間なら400となります。これが、500以上になると危険信号です。アメリカでは10数年前から禁煙運動が国家的に進み、肺がんで死亡する人の数がここ数年のあいだに減少傾向を示しています。
 また、受動喫煙(副流煙)が問題になっています。受動喫煙によって、肺がんのリスクが、受動喫煙がない者に対し20~30%程度高くなるといわれています。
 では、たばこを吸っていない方は、大丈夫でしょうか。
 欧米では、たばこが肺がんの発生原因の90%とされていますが、日本では、男性で68%、女性では18%程度と推計されています。そこで、非喫煙者もぜひ検診を受けてほしいのです。
早期発見(検診)
 検診で受ける胸部X線撮影は、早期発見する手段として非常に大事な検査です。会社や町の検診などで、「要精査」といわれた場合は、お早めに最寄りの病院にて、CTスキャンを受けることをおすすめします。最近では高精度のCTスキャン装置が開発され、いままで見過ごされてきた小さな病変も発見されるようになりました。たとえ何か胸部X線写真に影があったとしても、一概に深刻な病気とは限りません。もう一歩進んだ検査で、早めにはっきりさせることが、精神的にも肉体的にも大切なことです。検診は、少なくとも毎年受けてください。そして肺がんの疑いがあれば、われわれ肺がんの専門医にご相談ください。
早期治療
 最近は、診断技術の進歩により、早期肺がんといわれる陰影が発見される症例が増加してきました。早期肺がんは、切除により90%以上完全に治癒するようになってきました。
 さらに、手術技術と術後管理の進歩により、最近では手術後入院期間は、1週間前後となってきています。すべてのがんについて同様ですが、がんに対する恐怖や偏見をすて、早期診断、早期治療により肺がんを克服していきましょう。

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