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歯周病とインプラント

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~働き盛りの健康管理~

歯周病とインプラント 2007年3月号より

吉川 博政
国立病院機構 九州医療センター 歯科口腔外科 医長 九州大学歯学部臨床教授

日本口腔外科学会専門医、指導医、歯科医師臨床研修指導医 1986年 九州大学大学院歯学研究院修了 九州大学歯学部附属病院講師を経て2002年5月から現職 口腔腫瘍、インプラント、外傷の治療が専門分野。
53歳男性。最近歯磨きをすると歯ぐきから出血するため歯科医院を受診したところ歯周病と診断されました。歯ぐきの治療と以前齲蝕※で歯を抜いた部位の下あごの奥歯にインプラントを勧められましたが、歯周病があってもインプラント治療は可能ですか。 ※齲蝕(うしょく)…虫歯になること
歯周病とは
 歯は歯槽骨と呼ばれる骨の中に植わっています。この上を歯ぐきが覆っていますが、歯と歯ぐきの間に形成された歯垢(プラーク)の中で歯周病菌が繁殖することによって起こる慢性の感染症です。歯周病は歯肉の腫れを起こす「歯肉炎」と、それが進行して歯槽骨が破壊される「歯周炎」の二つに分けられます。歯ぐきの腫れや歯磨き時の出血から始まり、歯槽骨が破壊されると歯が動いたり、歯にすき間ができたり、歯ぐきから膿が出たり口臭がするなどの段階を経て進行していきます。
歯周病のリスクファクター
 歯周病は生活習慣病の一つです。リスクファクターとして喫煙、肥満、ストレス、生活様式、糖尿病などがあります。たばこに含まれるニコチンは生体の防御反応を弱めるほか、血管を収縮させるため、歯ぐきの血行を阻害し、歯周組織の中の酸素を少なくします。歯周病菌は酸素が少ない環境を好む細菌のため、喫煙者の口の内は歯周病になりやく、進行しやすい環境にあります。
 また、ストレスは体の免疫力を低下させ歯周病を悪化させます。肥満や間食、大食いなどの生活様式の乱れ、特に糖尿病は、唾液中の糖分濃度が高くなる、細菌に対する抵抗力の低下、組織の修復力の低下などが原因で歯周病を起こしやすく進行させます。糖尿病の人は糖尿病でない人に比べ2倍強の頻度で歯周病が起きやすくなるとの報告もあります。
歯周病の治療
 基本は炎症の原因である歯垢を除去することです。つまり、歯磨きです。しかし、歯磨きでは歯垢は取れますが、歯石は取れませんので歯科医院で取り除いてもらう必要があります。歯科医院での治療法は、歯ぐきの炎症や歯石を取る歯周基本治療、歯周ポケットが深い場合に歯ぐきを切る歯周外科治療、歯が動くのを固定する治療、また失われた骨を再生させる治療などがあります。
インプラント治療について
 インプラントとは医学用語で「植立する」の意味です。歯科領域では人工歯根療法とも言われ、歯の抜けた部位の顎の骨に人工の歯根を埋めて支柱とし、その上に人工の歯を固定する治療法です。
 インプラント治療は、歯が欠損した部位の咬む力を回復させるための非常に効果的な治療法です。しかし、歯が欠損した部位の骨量・骨質、基礎疾患の状態によってすべての患者さんに提供できる治療法ではありません。
 顎の骨に人工物を入れるわけですから手術後の管理が非常に大切です。歯周病で歯ぐきから膿が出ているような場合や正しい歯磨きができず口の中に歯垢が付着し清掃状態が不十分な状態では治療は無理です。歯ぐきの治療を受けられ、歯ぐきも引き締まり、自分自身で正しい歯磨きが出来るようになりプラークコントロールができれば、歯周病があってもインプラント治療は可能です。治療前の診査が非常に大切です。主治医の先生と十分にご相談下さい。

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