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タバコと脳卒中

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~働き盛りの健康管理~

タバコと脳卒中 2005年4月号より

岡田 靖

国立病院機構 九州医療センター 脳血管内科 部長 統括診療部長

脳卒中専門医、日本脳卒中学会・日本脳ドック学会評議員、日本脳卒中協会福岡県支部長。1957年生まれ。脳卒中の急性期治療と超音波・MRI診断(かかりつけ医の紹介状要)。脳卒中予防の講演活動。
健康Q&A
タバコは肺がんに悪いと聞いていましたが、脳卒中を引き起こすことにも何か関連してくるのでしょうか?
健康Q&A

 喫煙は世界中で脳卒中を引き起こす危険になると恐れられ、日本の脳卒中治療ガイドラインでも喫煙者の禁煙が強く奨められています。世界中の多くの研究から、喫煙は脳こうそく(脳の血管が詰まって脳組織への血流が途絶えた部分が死滅)とクモ膜下出血(脳の動脈にできたコブが破れて脳の表面に出血し、激烈な頭痛を生じる。死亡率も高い)が起こる危険を上げると言われています。そのリスクは喫煙本数が多いほど大きく、脳梗塞を引き起こす危険は2倍以上に高まり、禁煙により低下します。したがって何本までなら良いということはなく、禁煙(0本⁄日)を強くお奨めします。とくに働き盛りに若くして脳こうそくになる方にはヘビースモーカーが多いようです。

 という止血作用を持つ血液成分が集まる力が高まることが知られています。またタバコの不完全燃焼部分から一酸化炭素が血中に入り、ヘビースモーカーでは酸素欠乏状態を生じ、ニコチンなどで血管も収縮して脳の血のめぐりがさらに悪化します。血液がドロドロになり(ヘマトクリット値の上昇)、血管の内側の壁も傷つきます。その他の多くの作用で動脈硬化が進み、血液が固まりやすくなると考えられています。

 健康な状態ではなかなかやめられない喫煙も、脳卒中の危険が高まるときっぱりやめる方も多いようです。脳卒中はいったん引き起こすとたとえ軽くても事業や経営を自分自身で判断できなくなることがあり、一気に会社の危機を迎えるからです。私は病棟回診では愛煙家の患者さんに「やめようタバコ、脳は酸欠、血管傷む」と説いています。毎日40本以上吸っていた、ある会社の社長さんも頸の血管が詰まりかけて脳こうそく寸前であることがわかり、検査入院以降はピタリと禁煙に徹しています。禁煙は自身のためだけでなく、会社のためにも重要ですね。


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