福岡商工会議所
　会頭　礒山誠二

〇　衆議院議員選挙が本日公示され、いよいよ本格的な選挙戦が始まった。　今回の選挙では、社会保障制度改革や安全保障政策、エネルギー政策などが大きな争点となり、我が国の将来の方向性を左右する重要な政権選択の選挙である。
　私ども有権者には、各党・候補者の意見・主張に耳を傾け選挙権を行使する責務があることを自覚し、選挙に臨みたい。

〇　少子高齢化社会において、国民の将来に対する不安を払拭し、消費回復を実現するためには、「社会保障制度の改革」と「財政健全化に向けた具体的な道筋」を示し、確実に実行することである。

〇　また、人口減少や地方の疲弊など地域経済を取り巻く環境は厳しさを増しており、中小企業においては、特に人手不足や後継者問題など、喫緊の課題に直面している。中小企業による「生産性向上」や「成長分野への挑戦」を促し、地方創生を加速させるためにも、実効性のある具体的な政策を求める。

〇　各党・候補者には、重要課題に対する具体的かつ実現可能な政策とその道筋を国民に分かりやすく示し、活発な議論が交わされることを望む。

（以上）